政策学会講演会特集
政策学会講演会(レポート)
『北部ウガンダにおける平和構築活動-日本のNGOの挑戦』
| テーマ | 『北部ウガンダにおける平和構築活動-日本のNGOの挑戦』 |
|---|---|
| 講師 | 小川 真吾 氏 |
| 日時 | 2025年12月11日(木)9:00~10:30 |
| 会場 | Z40 |
去る12月1日、政策学会講演会に講師として認定NPO法人テラ・ルネッサンスの理事であり、海外事業部長である小川真吾氏をお迎えし、「北部ウガンダにおける平和構築活動-日本のNGOの挑戦」というタイトルでお話いただいた。小川氏は、ウガンダ北部に駐在し、元子ども兵社会復帰支援プロジェクトを実施したご経験をお持ちであるのみならず、10年以上も同認定NPO法人の理事長を務めたご経験もあるなど、その多岐に及ぶご経歴から、国際協力、とりわけ、平和構築においてNGOが果たす役割について、実例を交えながら熱くその思いを語られた。
小川氏は大学時代、理系学部に在籍されていたが、長期休暇中にカルカッタでマザーテレサの臨終に遭遇、マザーテレサの施設でボランティア活動に参加された、という異色のご経験をお持ちであること、かつ、大学卒業後は、青年海外協力隊員としてハンガリーに派遣され、旧ユーゴ諸国とのスポーツを通した平和親善活動などに取り組まれた、といった現在の国際協力の仕事に繋がる貴重なご経験について、情報の共有をいただいた。小川氏の強い共感力を引き出すことができる魅力の原点はどこか、学生にとって非常に有益なお話しをいただいた。また、2023年に理事長を退任してから現在までは、同NPO法人の海外事業部長として、ウガンダ、コンゴ、ブルンジでの元子ども兵や紛争被害者の自立支援に関わっておられ、東アフリカにおける平和構築のための3段階を含め、真の平和構築のために必要なことは何であるのか、小川氏の体験を交えてご教示いただいた。
講演後も次々と質問が出て、その質問のチャンスを待つ絶え間ない聴衆者の列の光景が印象的であった。
(政策学部教授 岡本 由美子)
