'22年7月5日 更新
発表者
小林塁先生(同志社大学政策学部助教)発表タイトル
「地方自治体における広聴プロセスの分析」発表の概要
我が国における行政広聴の研究では、これまで組織における情報管理の重要性が指摘されてきた。例えば井出(1967)は、コミュニケーションにおける「相互過程(two way process)」の確保として広聴におけるプロセス整備の重要性を指摘し、加藤(1970)は、住民の要望・意見の収集・整理・分析といった広聴の実施過程の解明を強調した。しかし、近年の研究においても、「自治体が、広聴活動からどのように組織内への知見へとつなげたのかが明らかでない(金井 2018)」という言及があるように、1960-1970年代の研究と同様の課題が指摘されている。このことは、我が国における行政広聴の研究課題が、40年以上も未解決のままであることを意味する。以上を踏まえて、本研究では、先行研究の課題である情報管理体系の解明を念頭に、地方自治体の広聴プロセスの分析を実施した。具体的には、政令指定都市の広聴担当者へ、広聴の実態を把握するためのインタビュー調査を行い、広聴の定義、情報の収集方法、情報を組織内でどのように管理・共有したのかといった、広聴の実施過程を分析した。
発表日時
2022年7月13日(水)16:00-17:30アクセス方法
Zoom、事前申し込み不要。以下のURLよりご参加ください。https://us06web.zoom.us/j/84222644319?pwd=aTh5Z1luYnBWdXVBbzdtd1MvK0FnUT09
Meeting ID: 842 2264 4319
Passcode: 340582
参加無料
主催
同志社大学政策学会お問合せ先
増渕:amasubuc@mail.doshisha.ac.jp西山:knishiya@mail.doshisha.ac.jp
発表者
小林塁先生(同志社大学政策学部助教)発表タイトル
「地方自治体における広聴プロセスの分析」発表の概要
我が国における行政広聴の研究では、これまで組織における情報管理の重要性が指摘されてきた。例えば井出(1967)は、コミュニケーションにおける「相互過程(two way process)」の確保として広聴におけるプロセス整備の重要性を指摘し、加藤(1970)は、住民の要望・意見の収集・整理・分析といった広聴の実施過程の解明を強調した。しかし、近年の研究においても、「自治体が、広聴活動からどのように組織内への知見へとつなげたのかが明らかでない(金井 2018)」という言及があるように、1960-1970年代の研究と同様の課題が指摘されている。このことは、我が国における行政広聴の研究課題が、40年以上も未解決のままであることを意味する。以上を踏まえて、本研究では、先行研究の課題である情報管理体系の解明を念頭に、地方自治体の広聴プロセスの分析を実施した。具体的には、政令指定都市の広聴担当者へ、広聴の実態を把握するためのインタビュー調査を行い、広聴の定義、情報の収集方法、情報を組織内でどのように管理・共有したのかといった、広聴の実施過程を分析した。
発表日時
2022年7月13日(水)16:00-17:30アクセス方法
Zoom、事前申し込み不要。以下のURLよりご参加ください。https://us06web.zoom.us/j/84222644319?pwd=aTh5Z1luYnBWdXVBbzdtd1MvK0FnUT09
Meeting ID: 842 2264 4319
Passcode: 340582
参加無料
主催
同志社大学政策学会お問合せ先
増渕:amasubuc@mail.doshisha.ac.jp西山:knishiya@mail.doshisha.ac.jp