同志社大学 政策学部

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学部長メッセージ

風間規男 同志社大学 政策学部長


風間 規男 同志社大学 政策学部長
現在、私たちは、先を見通すことが難しい不透明で不確実な世界に生きています。AI関連技術の急速な進歩、グローバル化による国境を越えた人・モノ・情報の移動などによって、これまで人類が経験したことのない変化に直面することになります。そのような社会が到来しても、インターネットなどで日々新しい情報をキャッチしていればなんとかなると思っている人がいるかもしれません。しかし、それでは変化にただ振り回され、意味ある人生を歩むことができないと思います。

変化の激しい時代には、国や地域のあり方や組織の戦略を主体的に変革していく「構想力」と「実践力」が求められます。構想力を身につけるためには、状況を的確に把握する分析力、常識に縛られずアイディアを生み出す発想力、それを形にしていく論理的な思考力が必要となります。実践力を高めるには、異なる考えを持った人との間に信頼関係を築くコミュニケーション能力、成功・失敗を含めた豊富な実体験の蓄積が大切です。

以上のような時代認識のもと、本学部では、学生の可能性を引き出し広げることを目指し、多様なニーズに応えるべく、バラエティ豊かな科目により構成されるカリキュラムを提供しています。1年から2年の春学期にかけては、学部で学んでいくのに必要とされる基本的な能力や知識を身につけ、2年の秋学期以降は、多様な科目群の中から、自身の問題意識やキャリアイメージに合った科目を選択し、専門的かつ実践的な学びを提供する演習を履修することになっています。

2004年の発足以来、政策学部は、大学教育の革新的なメソッドを提案してきました。徹底した少人数教育やアクティブラーニングなどを全国の大学に先駆けて展開し、各界で高い評価を得ています。現在も、多種多様な海外フィールドワークの展開、自治体職員と協働した政策の開発など、新しい教育スタイルを追求しています。

政策学部は、同志社大学においては比較的新しい学部です。学部の名称からイメージされる国家公務員・地方公務員や政治家はもとより、商社、メーカー、金融、メディアなど、多種多様な業界に次世代を担う優秀な人材を輩出しています。起業して会社を経営している人、広告代理店やコンサルタント会社でクリエイティブな仕事に従事している人、公認会計士・弁護士として活躍している人などもいます。学部教育を通じて、物事を多角的にとらえる思考力、グループワークにおけるチームビルディング、自分の意見を的確に伝えるプレゼンテーションなどの能力を高めていった成果の現れだと考えています。

私の世代にとって、大学時代はモラトリアムのようなものでしたが、今は違います。卒業後のキャリアで問われるのは、どれだけ目的意識をもって密度の濃い刺激的な学生生活を送ったのかということです。

学部には、カリキュラムに限らず、学生たちが実り多いキャンパスライフを送ることができる環境が用意されています。学生の知的関心を刺激し、ポテンシャルを引き出すことに長けた多彩な教授陣、全国から集まってくる優秀で魅力的な学生との刺激的な出会いを通じて、厳しい社会の中で生きていくうえでの財産となる「つながり」を作ることができます。

政策学部において、未来へとつながる体験をたくさんして、「構想力」「実践力」に磨きをかけていって欲しいと思います。


2020年4月
政策学部長 風間 規男