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政策学会講演会特集
政策学会講演会(レポート)
『現場の博物館学を楽しむ―人文知の発見と成長―』
テーマ | 『現場の博物館学を楽しむ―人文知の発見と成長―』 |
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講師 | 用田 政晴 氏 |
日時 | 2025年7月9日(水)9:00~10:30 |
会場 | Z30 |
「文化政策」の講義(井口担当)の一環として、2025年7月9日に元神戸学院大学教授、滋賀県立琵琶湖博物館名誉学芸員・特別研究員の用田政晴氏をお迎えし、「現場の博物館学を楽しむ―人文知の発見と成長―」を表題に、特別講義を行っていただきました。
氏の思いは、「博物館」と「学芸員」とは何かをきっかけに、人文科学としての「博物館学」を学び「人文知」に触れる喜びを、学生諸氏に味わって欲しいというところに主眼が置かれました。とりわけ、「文化と経済のディレンマ」が生じやすい文化行政としての博物館運営の苦渋も含め、様々な事例とともにわかり易い講義で、多くの学生たちは興味深い思いとともに熱心に聞き入っていました。まさに、上記の「ディレンマ」は文化政策に共通する試練でもあり、博物館の存在とその在り様について学ぶことができたことは、非常に良い機会であったと確信しています。
(政策学部教授 井口 貢)
