政策学部講演会特集
政策学会講演会(レポート)
『国家公務員の仕事とキャリア・デベロップメント』
テーマ | 『国家公務員の仕事とキャリア・デベロップメント』 |
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講師 | 服部 崇 氏 |
日時 | 2019年5月23日(木)16:40~18:10 |
会場 | 新町キャンパス尋真館(Z31) |
去る5月23日、政策学会講演会に講師として京都大学経済研究所特定准教授の服部崇氏をお迎えし、「国家公務員の仕事とキャリア・デベロップメント」というタイトルでお話いただいた。服部氏の講演は、①国家公務員(経済産業省)を選んだ理由とこれまでのポジションやその仕事、②国家公務員というプロフェッションの魅力について、および③政策研究~ハーバード大学ケネディ行政大学院留学から現在まで~の3部で構成された。日米貿易摩擦が激化し、またベルリンの壁が崩壊して東西冷戦が終結する一方、地球温暖化の危機が世界的に共有され始めた1980年代に東京大学教養学部に在学していた服部氏は経済や環境分野の国際的課題を交渉で解決する仕事がしたいと通産省(当時)に入省、その後、米国留学と東工大での博士学位取得をはさんで、経産省の部局はもちろん、厚労省や金融庁等の他省庁、そしてアジア太平洋経済協力(APEC)事務局ディレクターと国際エネルギー機関(IEA)環境・気候変動ユニット長も務めるなど、内外で幅広く活躍されてきた。
国家公務員のダイナミックな仕事ぶりに感銘を受けたのか受講者は非常に熱心に聴き入り、講演後は活発な質疑が行われた。
(政策学部教授 今里 滋)


今里 滋(政策学部教授)