政策学部講演会特集
政策学会講演会(レポート)
『グローバルキャリアワークショップ』
テーマ | 『グローバルキャリアワークショップ』 |
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講師 | 田村 さつき 氏 |
ラウンドテーブル討論者 | 田村 さつき 氏、岡本 由美子 教授、清水 習 助教 |
日時 | 2016年7月2日(土)13:00~16:30 |
会場 | 同志社大学新町キャンパス 臨光館(R204) |
2016年7月2日に政策学会講演会「グローバルキャリアワークショップ」を開催いたしました。この講演会では、ゲストスピーカーとしてグローバル人材塾・田村さつき氏を招請し、今日の海外就職事情についてお話しいただきました。
最初に、「グローバル人材の理想と現実」(政策学部・清水習助教)のテーマで講演が行われました。イギリスでの長期留学経験を踏まえた上で留学を行うこと自体のベネフィットとリスクを明らかにし、自身や友人のケースも交えて「戦略的キャリア形成」を考えることの意義について説明がありました。その意味は、「グローバル人材とはどこにいても自分自身で道を切り開いていける人」という言葉に集約されているように思います。
その後、グローバル人材塾の田村さつき氏より、「大学生のためのグローバルキャリア講座」と題して、キャリアコンサルタントから見たグローバル人材についてご講演いただきました。田村氏は、日本の労働問題や少子化現象を踏まえたうえで、現在成長しているアジアのグローバルマーケットに注目することの重要性を強調されました。田村氏によれば、グローバル人材が一般的に「高度な専門性と英語力を備えた人間」としてイメージされる一方、現在の学生が狙うべきはむしろ専門性と英語力を高いレベルでは必要とされない人材としてグローバルマーケットに参入しそこからキャリアをステップアップしていくことだとお話しされました。
後半のラウンドテーブルセッションでは、政策学部の岡本由美子教授を交えて、講演内容に関する討論が行われました。グローバル人材に対するイメージのギャップ、グローバル人材としての適性や心構え、海外就職の成功談や失敗談、大学の国際化やグローバル化に対する今後の展望などについて各氏からお話しいただき、またフロアとの意見交換も行われました。
ラウンドテーブルの後は国際課からのPRの時間が設けられ、海外留学に対する本学の支援態勢について説明がありました。本ワークショップへの参加がきっかけとなって、より多くの方々が海外キャリアを形成しグローバル人材として活躍されることを願ってやみません。
(政策学部助教 清水 習、助手 橋本 圭多)



清水 習(政策学部助教)

橋本 圭多(政策学部助手)