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教員紹介

大島 佳代子 教授

おおしま かよこ

大島 佳代子 教授

研究分野(学部) 学校における子どもの人権とその保障
研究テーマ(大学院) 教育を受ける権利、教育政策
研究室 渓水館227号室

研究の関心(研究内容を含む)

【学部生向け】

 大学院生の頃から一貫して「学校における子どもの人権」を中心テーマに研究を続けています。法治国家である日本において、学校は長い間、市民社会から隔離された法の介入しない社会でした。そのような中で、いじめや体罰が繰り返され、人権侵害的な校則や生徒指導が存置されたままになっています。このような状況の解決方法について、どのような権利が侵害されているか、侵害された権利をどのようにして法的に救済するか、人権侵害を繰り返さないためにどのような対策を講じるべきかといった観点から研究しています。また近年は、学校を取り巻く環境、特に公立義務教育諸学校の教員の労働問題(たとえば、先生は労働者なのか、部活動指導は教員としての業務なのか、残業代はどのように支払われるのか等)についても法的に研究をしています。上で述べたような学校が抱える課題がなかなか改善されない背景の1つに、教員の過酷な労働環境があると考えているからです。

【大学院生向け】

 上記の研究の関心に加え、教育を受ける権利(憲法26条)、学問の自由(憲法23条)、教育の自由をめぐる法理論的・歴史的・比較法的研究も続けています。また、最近は日本の高等教育政策、非正規雇用の問題も検討の対象としています。

プロフィール

新潟市出身。高校2年生になるときに女子高から女子の少ない静岡市の共学校に転校。かなりのカルチャーショックを受けました。高校卒業後は、新潟大学教育学部、新潟大学大学院法学研究科(修士課程)、北海道大学大学院法学研究科(博士課程)で憲法を学び、北海道大学法学部助手、北海道情報大学経営情報学部専任講師、帝塚山大学法政策学部助教授を経て、2004年から本学の教員となりました。この間、トロント大学、カリフォルニア大学バークリー校、コロンビア大学の各ロー・スクールで在外研究の機会にも恵まれ、アメリカ憲法(主に表現の自由、信教の自由)や教育法の研究をしました。図らずも、ここ数年は本学の教育にかかわる役職に就いたことで高等教育政策についても勉強することになり、私自身の研究領域も拡大しました。ただ目下の悩みは、学生の皆さんとゆっくり語り合う機会を持てないこと。コロナの影響もありますが、時間的余裕のなさが最大の原因でしょうか。次なる課題は「働き方改革」ですね。

講義・演習・少人数クラスについて

【学部科目講義科目】

憲法1、憲法(統治)

 法律学は「説得」の学問です。自分と違う考えを持っている人に対して、相手が分かるように説明をして納得してもらうことは社会に出てからも重要なスキルです。人権の授業では実際の事件を取り上げ、裁判所がなぜそのような判決を下したのか、同じ判断枠組を使ってある事件では合憲と判断したのに別の事件では違憲と判断したのはなぜかといったことを考えます(「説得」の訓練です)。統治の授業では、時事問題をテーマに、制度疲労を起こしている日本の統治機構の課題について考えます。

【大学院講義科目】

憲法解釈研究

 最高裁判所が違憲と判断した法律の条文の後始末について考えます。付随的違憲審査制を採用している日本では、裁判所が違憲と判断した条文は直ちに廃止されることはありません。違憲とされた条文を削除したり改正したりするのは立法府の権限だからです。違憲とした判決の解釈を通して、その条文の取扱いを検討することは立法政策の問題です。

受験生へのメッセージ(学部・大学院)

試験当日に実力が発揮できるよう体調管理には気をつけてください。
あとひと頑張り! 入学式で会えることを楽しみにしています。