同志社大学 政策学部

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教員紹介


研究者情報データベース JapaneseEnglish
岡本 由美子 教授
おかもと ゆみこ
岡本 由美子 教授

専門分野グローバル経済論、国際開発
研究室渓水館229号室
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専門分野について

フェアトレードは途上国の開発問題を解決するのか?

明治時代以降の我が国の経済発展を考えると、国際貿易の重要性を無視することはできない。また、1980年代以降の目覚ましい東アジア諸国の発展においても、国際貿易を抜きにしては考えられなかったであろう。さらに、戦後のアジアの発展には、より自由な貿易を推進するGATT-WTO体制の確立があったことは言うまでもない。しかし、そのような自由貿易の恩恵を享受できていない人々がこの地球上には数多くいる。例えば、我々日本人がほぼ毎日口にしているコーヒーの生産者は自由貿易の名の下、多くのコーヒーを外国に輸出しているが、それら農家さんは農業に従事している人の中でも最も貧しいと言われている。

これら問題に対処すべく20年前から、自由貿易ではなく、フェアトレードが推進されるようになった。いろいろな形態のフェアトレードが存在するが、最も知名度が高いのは、ドイツのボンに本部が置かれている国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が管理する国際フェアトレード認証に基く貿易であろう。現在、「フェアトレードは途上国の開発問題を解決するのか」、という疑問に答えるべく、東アフリカのウガンダでフィールド調査に従事しながら、研究を行っている。

プロフィール

まだまだこれから・・・

静岡県生まれ。東京外国語大学、オハイオ大学大学院経済研究科(修士課程)、ハワイ大学大学院経済研究科(博士課程)で学ぶ。大学の職に就く前は、開発コンサルタントとしてODA関係の仕事に従事したり、アジア経済研究所で途上国経済の研究に従事しながら、開発の現場に触れてきた。1995年より、神戸大学、ブランダイス大学(アメリカ合衆国マサチューセッツ州)、名古屋大学の大学院で国際経済・国際開発関係の研究・教育に従事。縁あって同志社大学で平成16年からお世話になることになった。

メッセージ

自分の考えを持って

自分のこれまでの人生を振り返ってみると、学生時代は苦しかったこともあるが、本当に楽しかったとつくづく思う。世間からは大学の先生はさぞ研究の時間があるだろうと思われているようであるがとんでもない。一旦社会にでてしまえば、暇な職業などないのである。何を言いたいかといえば、学生時代ほど、多くのことを思う存分自由に学び、また、様々なことを経験できるチャンスはないのである。大学の教師でさえそう思うのである。大学時代という自由な時間がもてる貴重なチャンスを是非、有効に活用していただきたい。

それから、是非、現代社会問題に関心を深く持ち、かつ、自分の意見を持ってもらいたい。政策学部に入学した以上、それは当然であるが、「他人がこうだから自分もそうだ」というのではなく、また、既存の考え方にとらわれることなく、自分の考え方を是非、しっかりともってもらいたい。ただその際、自己主張を無闇にするのではなく、自説の根拠や論理をしっかりと示すことができるよう、4年間を通じて学んで貰えればと思っている。

最後に、「世界は1つである」という現実感覚を是非、持ってもらえればと願っている。我々が考えている以上に、科学技術の進歩ならびに各国の政策等の変化によって、経済の一体化が進んでいる。もはや、地球上の裏側の出来事は他人事では済まされないのである。その中でわが国が選択すべきこれからの道を、講義を通して学生の皆さん自身が模索することができるようになればと願っている。