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教員紹介

真山 達志 教授

まやま たつし

真山 達志 教授

研究分野(学部) 行政学、政策形成論、政策実施論
研究テーマ(大学院) 政策形成・実施のネットワークの実態解明
研究室 渓水館210号室
メールアドレス tmayama@mail.doshisha.ac.jp

研究の関心(研究内容を含む)

 公共政策を行政学の視点から研究しています。公共政策の決定や実施に議会、行政、そして企業やNPO・NGOなどの民間の主体がどのように関わっているのか、市民が主体となって公共政策を形成するにはどのような条件が必要なのか、といったようなことが中心的な関心です。公共政策には、福祉、環境、文化、教育といった日常生活に関わるようなものから、外交や安全保障など様々な分野が含まれます。私自身の関心は、特定の分野の政策というよりも、政策をめぐって作られるネットワークの方にあります。ですから、公共政策が展開するところであれば、どこでも研究対象になります。もっとも、最近は仕事の関係で自治体との関わりが多く、まちづくり、地域活性化、健康保健衛生、スポーツなどに関する政策を扱うことが多くなっています。

プロフィール

1955年滋賀県生まれ。中央大学法学部、同大学院法学研究科で学び、その後も行政管理研究センターや茨城大学などに勤めていたため、20年間ほどは東京や関東で暮らしていました。

同志社とのつき合いは1991年から30年あまりになります。政策学部が開設されるまでは、法学部政治学科で行政学、地方自治、公共政策論を担当していました。2004年から06年、08年から12年まで都合6年にわたって政策学部長を、また2013年から16年まで副学長を務めました。

これといった趣味や特技はありませんが、車(3歳位からのマニアで17台乗り継いでいる)、パソコン(40年以上のキャリアだけはある)、アマチュア無線(現在は休止中)などが好きですし、暇があった頃にはよく日曜大工もしていました。料理や家事一般などもやれと言われればなんでもできる自信はありますが、最近は時間がないという理由でほとんどやっていません。できることの種類は多いが極めたものがないという、典型的な器用貧乏です。

講義・演習・少人数クラスについて

【学部科目】

 講義科目は文字通り講義です。90分の講義の中で、どのようにノートを取り、何を記憶に残すのかを取捨選択する能力を身につけてください。最近は、双方向授業が盛んになり、それはそれで意味がありますが、世の中では常に質問を受け付けたり、意見交換をしたりするわけではありません。ゼミには、ゼミが楽しい場であり楽しい時間であると思ってくれる学生諸君に集まってもらいたいと思っています。そして、ゼミ生諸君に求めるのは、負担にならない程度の一所懸命です。

【大学院科目】

 大学院は研究に必要な知識を学ぶ要素もありますが、中心は研究することです。教員は知識を授けることではなく、研究を支援することが仕事です。したがって、大学院科目の履修にあたっては、明確な問題関心や研究目的が必須になります。

受験生へのメッセージ(学部・大学院)

【学部生向け】

即戦力を身につけたい人には政策学部は向いていません。現代社会では、即戦力はあっと言う間に戦力外になる恐れがあります。政策学部は、政府・自治体、企業、地域などが抱えるさまざまな問題の解決において活躍するための知識や能力を身につけ、社会情勢が変わっても一生役立つ基礎能力を養うところです。

【大学院生向け】

大学院は研究に必要な知識を学ぶところでもありますが、学部とは異なり中心は研究することろです。教員は知識を授けることではなく、研究を支援することが仕事です。明確な問題意識や研究目的を持たないで大学院に入るのはもったいないことです。