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政策学会講演会(レポート)
『21世紀の企業の挑戦-持続可能なものづくりとは?』

テーマ『21世紀の企業の挑戦-持続可能なものづくりとは?』
講師池内 計司 氏
日時2017年6月28日(水)10:45~12:15
会場同志社大学新町キャンパス 臨光館(R301)

去る6月28日、政策学会講演会に講師としてIKEUCHI ORGANIC株式会社代表の池内計司氏をお迎えし、「21世紀の企業の挑戦―持続可能なものづくりとは?」と題してお話しいただいた。池内さんは、松下電器産業株式会社(現パナソニック)に長らく勤務されたのち、2代目代表取締役として、全く別の業界である池内タオル株式会社を継がれた。また、途中、経営の危機にも遭遇されましたが、見事にそれを乗り切り、現在、日本だけではなく世界でも通じるタオルブランド会社として知られるようになりましたが、その経緯をわかりやすくお話しいただいた。

池内さんの会社が世界的に受け入れられるようになったのは、業界で初めてジャガードの電子化・CAD化を成功したというような、技術面での革新性があったことは言うまでもない。しかし、それだけではない。世界が益々求めている、環境にやさしく、かつ、安心してだれもが使えるものづくりに専念することで、消費者の心をつかんだことが大きい。さらに、同会社は、次第に衰退していく地方の地場産業の再生には何が必要であるのかを実践を持って明らかにするだけでなく、国境を超えて世界の貧困問題にも目を向けて国際協力をも行っていることが高く評価されるようになった。まさに、そこには、21世紀の企業のあるべき姿が映し出されているといえよう。

最後に、2017年度の終わりまでに、IKEUCHI ORGANIC株式会社独自の持続可能な開発目標(SDGs)を発表するとの宣言で講演を終わられた。世界の社会起業家に相応しい講演会の終わり方で、参加者から多くの賞賛の言葉があがったのが印象的であった。

(政策学部教授 岡本 由美子)

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岡本 由美子