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政策学会講演会(レポート)
『The Role of (International) Tourism in Economic Development of Myanmar and the Potential of Eco-tourism in it』

テーマ『The Role of (International) Tourism in Economic Development of Myanmar and the Potential of Eco-tourism in it』
講師Aung Din 氏
May Khin 氏
Khine Tharaphe Din 氏
日時2017年4月14日(金)9:00~10:30
会場同志社大学新町キャンパス 臨光館(R301)

去る4月14日、政策学会講演会に講師としてミャンマーNGOのNature Lovers International会長であるAung Din氏、同NGO取締役であるMay Khin氏、及び、同NGOプロジェクトアシスタントのKhine Tharaphe Din氏をお迎えし、「The Role of (International) Tourism in Economic Development of Myanmar and the Potential of Eco-tourism in it」と題して英語でお話をいただいた。とりわけAung Din氏は長年ミャンマーの環境行政に携わってきただけでなく、2006年からは環境及び農村コミュニティー開発NGOを立ち上げられ、実践を通して持続的開発を追求してきただけあり、自身の体験に基づいた迫力のあるお話しをいただいた。

2011年の民政移管以降、西側諸国との政治経済関係が改善し、海外からミャンマーへの観光客が急増するに至った。2015年に総選挙が実施され、アウン・サン・スーチー率いる国民民主連盟が圧勝すると、さらにその傾向が強まっているとのことである。ミャンマーは、自然が豊かで、かつ、135の民族が共存することに象徴されているように、文化的にも多様な国である。国内観光振興も重要ではあるが、外国人観光客がもたらす外貨、及び、様々な知識やノウハウは、途上国の発展には欠かせない。したがって、今後、観光産業は、ミャンマー経済を牽引する重要な産業になるであろう、ということを強調された。 

しかし、観光産業振興はこれまでの経験からすると、外国人観光客の興味だけが優先され、現地の環境破壊やローカル・コミュニティ軽視にもつながりかねない。2015年、グローバル社会で採択された持続可能な開発目標の実現のためには、環境保全やローカル・コミュニティ形成にもつながるようなエコツーリズムの振興が重要であることもまた強調された。レクチャーの後は活発な質問も寄せられ、最後、300名近い聴衆者からの拍手喝さいで講演を終了された。

(政策学部教授 岡本 由美子)

政策学会講演会

岡本 由美子