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「パートナーシップ」を評価する ―米国太平洋艦隊の「パシフィック・パートナーシップ」を視察して―

木場 紗綾 投稿者 木場 紗綾 : 2015年8月1日

 先日、米国太平洋艦隊主催の「パシフィック・パートナーシップ2015」を視察する機会を得た1。これは、2004年のスマトラ沖地震・インド洋津波への災害派遣を機に米軍が始めた人道支援・災害救援(humanitarian assistance and disaster relief:HA/DR)の能力向上のための多国間事業で、米軍を主体とした艦艇が毎年この時期にアジア太平洋地域の複数の国々を訪問し、各国の軍や政府機関、NGOなどとの協力・調整を通じて災害救援活動(特に災害医療活動)の円滑化を図るものである。自衛隊は2007年の開始当初から人員を派遣、2010年から本格的に参加している。
 「パートナーシップ」という語から想像する内容は人それぞれであろうが、この場合の「パートナーシップ」とは、米軍がアジア太平洋地域で友人をつくること、同盟を強化することを意味している。
 今年は、1,000床以上のベッドと複数の手術室を備える巨大な米国の病院船「マーシー」(USNS Mercy)が、ミクロネシア連邦、フィジー、パプアニューギニア、フィリピンなどを巡回。日本からも自衛隊と医療NGOが部分的に参加し、「マーシー」に寝泊まりしながら、船上および陸上での活動に参加した。筆者は7月18日から24日にかけて、フィリピンのパナイ島にあるロハス市での活動を視察させていただいた。

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