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プロ野球の外国人選手に見るグローバリゼーション

川浦 昭彦 投稿者 川浦 昭彦 : 2015年5月1日

 世界の様々な地域の経済活動が相互に深く関連するという意味での「グローバリゼーション」が話題に上るようになって久しい。この「グローバリゼーション」はスポーツの世界でも観察されることを、日本プロ野球での外国人選手に注目して本稿では議論したい。

 阪神ファンの間では1985年のタイガース日本一に多大な貢献をしたランディ・バースが今でも話題になるが、バースと同時代の1980年代に日本のプロ野球チームに初めて雇用された外国人選手は123人である。この数は1990年代には232人とほぼ倍増し、今世紀に入りさらに増加している。また、外国人選手の人種的・民族的構成も多様化している。1950年代から1960年代半ばまでは米国の白人選手およびハワイ出身者を中心とした日系米国人選手が全体の9割以上を占めていた。その後1990年代半ばまでの30年間には、日系人選手がいなくなる一方で白人選手は依然として全体の半数を維持するが、米国出身黒人選手が3割のシェアとなるまで増加した。同時にラテンアメリカ諸国出身選手の参入も徐々に見られるようになった。しかし、その後の10年間の傾向としては、最大のシェアを占める白人選手のシェアが微増する一方で、米国黒人選手の割合は低下気味であり、一方で中南米出身選手の割合が2割近くに増えている。同時に台湾・韓国を中心としたアジア出身選手の数も増えている。

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