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政策最新キーワード

クラス・アクション

大島 佳代子 投稿者 大島 佳代子 : 2009年11月20日

アメリカには、自分や自分と同様の状況にある人のために、ひとりまたは複数の人が全員のために起こすクラス・アクションという訴訟があります(日本にはない訴訟形態です)。

メールイメージ私のところに、ある日、写真のような1通のメールが舞い込みました。それは、クラス・アクションの被告となったあるオンライン旅行会社との和解案を知らせるものでした。2年ほど前アメリカに住んでいた頃に何度かこの旅行会社を利用したのですが、この会社が利用者に請求した手数料がワシントン州の消費者保護法に違反したとしてクラス・アクションが提起され、今回、ワシントン州の裁判所の命令に基づいて和解案を知らせるメールが、一利用者であった私のもとへも届いたわけです。すでに帰国していた私は、このような訴訟が提起されていたことは、もちろん知りませんでした。メールには、私の法的権利について説明がされ、和解に合意するかしないか(クラス・アクションから抜けることもできます)、救済の受け取り方法等を選ぶことができます(書類の作成・提出はウェブサイトから簡単にできました)。

クラス・アクションは、クレジット・カードの決済時に顧客が気づかないような少額の手数料を多くの人から引き落とすような行為に対しても、裁判所による救済が得られると同時に、小さな悪行の繰り返しが大きな悪行につながることを未然に防ぐメリットもあります。

それにしても、いつの間にか、こんなかたちで訴訟に関わってしまうのは、やはり「訴訟大国アメリカ」ならではのことでしょうか。