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ファンド

根岸 祥子 投稿者 根岸 祥子 : 2006年6月12日

「ファンド」とは?(Part 1)

最近新聞やニュースで「ファンド」という言葉を頻繁に目にするようになりました。ファンドの仕組みとは、まず複数の投資家から資金を集め、運用の専門家(ファンド・マネージャー)がその資金を株式や債券、金融派生商品(デリバティブ)などの金融資産や、不動産などに投資して、そこから得た利子や配当、資産売却益などの運用利益を投資家に分配する、というものです。

じつは、この「ファンド」にはさまざまな種類がありますが、大きく2つに分類すると、第一に、金融機関が広く行っている通常の投資信託のように、公募によって比較的小規模の資金を多数の投資家から集めてくるタイプのものがあります。略して「投信」といい、一人一人が出す資金は1万円程度と小口でも、非常に多くの投資家から広く資金を募集することで、最終的には巨額の資金をあらかじめ決められた資産に投資運用するものです。

第二に、私募によって少数の投資家から資金を集めて運用するタイプがあります。一人当たりの資金が非常に高額なことが多く、「ヘッジ・ファンド」(最低でも1億円の資金が必要といわれる)と呼ばれるものはこれにあたります。このタイプのファンドは通常の投資信託と比べて規制が緩く、資金の投資先、手法などについて運用者の自由裁量が可能となっています。最近世間を賑わせている村上ファンドはこのタイプに分類されると考えてよいでしょう。

「ファンド」に投資するメリットは、個々の投資家自身がどの銘柄の株や債券を買うべきかという知識を持たずとも投資ができるということに加えて、投資の対象を多様化することで投資リスクを減らすことができるという点でしょう。
(次号に続く)