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教員紹介

教員紹介担当科目・演習紹介

中川 清 教授

なかがわ きよし 中川 清 教授

専門分野現代日本の生活問題と社会政策
研究室渓水館219号室



専門分野について

わたしたちの生活がどのように変化してきたのか、その変化の結果としてどのような問題に直面しているのかを、日本の経験と現状を中心として研究しています。生活の変化や問題を明らかにすることによって、社会保障の戦略設定や政策評価を、生活の営みにそくして内在的におこないたいからです。

そのためには理論的な考察にとどまらず、生活実態を具体的に把握することが不可欠です。これまでの膨大な社会調査を整理し分析するとともに、直面する課題についての調査を企画し実施する作業もおこなっています。最近では、高齢者介護をめぐるサービス供給のあり方や、現代日本における貧困の現れ方についての調査を取りまとめました。

プロフィール

1947年愛媛県に生まれ、京都市に育ちました。子供時代には、相国寺、同志社、御所が蝉取りの場所でした。慶應義塾大学法学部法律学科を卒業して、同大学院経済学研究科で学び、経済学博士を取得しました。その後、新潟大学、日本女子大学を経て、同志社大学の経済学部にお世話になり、2003年度まで慶應義塾大学経済学部に勤務していました。最近では経済学から社会学に、関心が移っています。

職場も学問領域も転々としてきましたが、これからは落ち着いて、社会科学で生き方を語れるような作業をまとめたいと願っています。

メッセージ
気軽に声をかけて

20世紀日本の経済社会の発展は、人々の生活に大きな変化をもたらしました。すべての人々にとって80年前後にわたる長い生涯が、これほど確実な時間として浮かび上がった時代はありません。同時に、就職し結婚し子供を産み育てるという生活目標が、これほど揺らぎ不確かになった時代もありません。今日われわれは、長い生涯の確実さと生き方の不確かさとの乖離に直面しているのです。

こうして、21世紀の社会のあり方や行方は、一人一人の生き方を除いては考えられなくなっています。個々人の生活の営みが、かつてないほど経済社会に大きな影響を及ぼすからです。自分たちの生き方をとおしてしか社会を構想できない、やっかいな時代に生きているのです。ただでさえ若者が生き難い今日、「諸君の責任は重大だ」などというつもりはありません。大学での限られた時間、自分という振り子をいっぱいに揺らしながら、これからの生き方を模索してください。先に生きてきた者として、できる限りの知恵と見通しを伝えたいと思っています。

何かに行き詰まったりしたら、思い切って声をかけてください。役に立つかも知れません。キャンパスや街で見かけたら、気軽に声をかけてください。楽しみにしています。