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教員紹介

教員紹介担当科目・演習紹介

松本 明日香 助教

まつもと あすか 松本 明日香 助教

専門分野米政治外交、国際政治
研究室臨光館415号室



専門分野について

特に米政治外交を軸に、選挙から統治へ、そして政治から選挙へ、政権移行における外交政策の変化と継続のメカニズム、それに伴う国際秩序の変動を詳らかにしていきたいと思っています。昔、実家にカーターとレーガンの大統領選挙における討論会のビデオテープがありました。そのレーガン政権の下で冷戦は終焉したのでした。そこから遡り、南北戦争に至るリンカーンとダグラスの討論、冷戦の緊張が増すことになるケネディとニクソン討論などを分析していくようになりました。

実際、2016年に既存の勢力打破を訴えたトランプ大統領が当選後、米外交政策にはいくつかの変化が見られました。第1に、租税競争・通商戦争の開始、第2に歴代見られた安全保障戦略からの変化、つまり米中接近・米露確執・対北朝鮮「戦略的忍耐」からの転換と揺り返し、第3にオバマ大統領の「遺産」といえるイラン・キューバ宥和政策からの転換が挙げられるでしょう。米大統領の外交判断を議会・司法・世論はいかに制約・強化しうるのでしょうか?

一国の選挙において外交が争点になることは少ないのですが、このように、その選挙結果が国際社会に多大な影響を与えることはままあります。特に、冷戦終焉以降外交政策に大きな変動が見られるようになりました。また、過熱化する選挙がのちの政策に影響を与え、逆に理性的に実施した政策が選挙では正当に評価されないこともあります。

このような関心に基づき、これまで、冷戦期のキューバ侵攻計画とヘルシンキ協定、オバマ政権のキューバ政策変更、ティパーティ旋風の政策への影響分析などにおいて、当時の選挙のインパクトを論じてきました。現在は英米共に見られたポピュリズムの嵐と国際枠組みの変動から、中間選挙を前に激しさを増した米中通商戦争まで分析を続けています。国際秩序が揺さぶられる中、どのような政治・外交政策を担保しうるのかを一緒に検討していきましょう。

プロフィール

米政治外交を専門としています。将来の夢はアメリカの各地に点在する大統領図書館をすべて訪問することです。また、各国の文化外交なども分析してきており、まさに日本の文化的集積地である京都で色々触れてみたいと思っています。

大学時代も日米を行ったり来たりしていました。筑波大学卒業後、同大学修士課程地域研究研究科アメリカ地域研究コースでは、その間に米国ワシントン大学(セントルイス)に交換留学、筑波大学博士課程人文社会科学研究科現代文化・公共政策専攻グローバルガバナンスコースでは大学院GPの一環でミシガン大学に研究滞在の機会を得つつ、日本学術振興会特別研究員(DC2)、博士(政治学)取得。

2011年から2016年まで霞ヶ関に所在する日本国際問題研究所(JIIA)という外交政策研究所で米国担当研究員として、日本外交に寄与する政策研究や国際的な研究交流に勤しんでいました。同研究所では、米国研究会、日米中関係研究会、グローバルコモンズ研究会、「戦後日本外交」論文英訳プロジェクトなどの委員兼幹事を務めました。傍ら、九州大学特任准教授(2012、2016年度)、海上自衛隊幹部学校非常勤講師(2015-2016年度)、武蔵大学非常勤講師(2012-2016年度)等を兼務。他、慶應義塾大学総合政策学部プレゼン外部審査員(2016年)や『アジア動向年報』(アジア経済研究所、2014-2016年)執筆などにも携わりました。

2016年から2018年までの2年間は、ワシントンD. C. に所在するジョンスホプキンス大学高等国際関係大学院(SAIS)にて客員研究員および日本学術振興会海外特別研究員として、日米関係や経済安全保障に造詣が深いケント・カルダー教授に師事していました。D. C. ではトランプ政権下で激動の米国の対アジア政策や米中間選挙を、米政府関係者やシンクタンク、大学研究所を巡りつつ分析していました。帰国直後は京都大学経済研究所にて経済産業研究所(RIETI)との共同研究に携わっていました。

2019年4月より現職。担当科目は、「First Year Experience」、「アカデミック・スキル1」、「アカデミック・スキル2」「政策トピックス(現代米政治外交)」、「政策研究特講」です。

研究業績詳細はこちら。https://researchmap.jp/matsumotoasuka/

メッセージ
学問のおもしろさ

新入生の皆さんには、複雑にからみあう世の中を解きほぐす面白さを味わっていってもらえればと思います。自分が関心のある課題を見つけて、体系だった学問を武器に分析をして、意見をまとめ、意見を交わす経験は、きっと様々な場で生きていくことでしょう。