こちらに共通ヘッダが追加されます。

TOP教員紹介 > 北川 雄也 助手(教員紹介)

教員紹介

教員紹介

北川 雄也 助手

きたがわ ゆうや 北川 雄也 助手

専門分野政策評価論
研究室渓水館221号室



専門分野について

私は、これまで公共政策の評価について研究を行ってきました。政策評価とは、政策のよしあしを判断する活動を意味します。政策のよしあしを判断する基準(あるいは規準)は、人それぞれであろうと考えられますが、政策の実施を行う行政の世界では、政策効果の有無あるいは正負が政策のよしあしに直結すると認識されています。

政策効果の調べ方は、実に多種多様です。一つのまとまりとしては、数値によって政策効果を表す調べ方があります。たとえば、アンケート調査や統計調査を通じてどれだけの人びとが政策効果を感じているか、あるいはどの程度政策効果を感じているかを調べることができます。また、事前に目標(たとえば、子供の相対的貧困率10%減)を設定したうえで、その目標を達成しているか(=政策効果の発現)を定期的に観察する調べ方もあります。他方で、もう一つのまとまりとしては、文章によって政策効果を表す調べ方があります。たとえば、個人にインタビュー調査を行って、個人の生活実態についても詳しく調査しつつ、政策効果がどのように表れているかを詳細に調査する方法があります。また、個人と行動を共にして生活実態を直接観察することで、政策効果の表れ方や政策効果が発現する条件を探る方法もあります。

私は、政策評価のなかでも、とくに障害者政策の評価のあり方について関心を持ち、著書(『障害者福祉の政策学―評価とマネジメント―』晃洋書房)や論文を執筆してきました。障害者政策においては、障害を有する人びとの障害種別(上下肢・視覚・聴覚障害、知的障害、精神障害、発達障害など)・程度や生活実態が多様であるゆえに政策効果の有無や正負のバリエーションが広くなるという評価を実施する上での困難があります。そのため、統計調査や目標に基づいた評価だけでは不十分であり、障害当事者各々の生活実態を聞き取ったり直接観察したりするなかで政策効果を調べる必要があります。しかし、とくに日本の行政においては、事前に障害者基本計画に記載された目標(たとえば、施設や交通機関のバリアフリー化率)の進捗度を管理する政策評価システムが定着しています。この政策評価システムを障害者政策に適する形にするためにはどのような方策がありうるかを検討することが、現在の私の主要な研究課題です。

また、私は、上下肢に障害を有しており普段は電動車いすに乗って生活している障害当事者でもあります。障害当事者の視点もふまえて、多くの障害当事者にとって、より日常生活が充実するように政策改善を図っていける政策や行政のしくみを明らかにしたいという思いを持ちつつ日々研究を行っています。

プロフィール

1990年、京都府京田辺市生まれ。育ちも同じく京田辺市。2013年に同志社大学政策学部卒業後、同志社大学大学院総合政策科学研究科に進学。2018年3月に大学院博士後期課程を修了。つまり、大学の学部以降は一貫して政策学部・総合政策科学研究科でお世話になってきました。今から振り返ってみると、学部時代・大学院時代ともに穏やかでありつつも刺激的という適切な環境のもとで過ごすことができたと思っています。いつも温かく見守ってくださった教員や事務室の職員の方々、そして学部・大学院時代の友人たちのおかげで、今の自分が形成されていると実感しています。

2018年4月より同志社大学研究開発推進機構特別任用助手に着任。9月より所属変更となり政策学部助手に着任。また、2018年9月から京都文教大学で非常勤講師(政策過程論および行政学)を務めています。教員になってからまだ1年足らずで慣れないことも多いですが、慣れないことも含めてできるだけ「楽しんで」教員生活を送ることができるよう過ごしていきたいと考えています。

本学では主としてPBL(課題解決型学習)の企画運営やPBLを行う学生の自発的調査活動の支援に従事します。自らの出身である政策学部の教育活動に教員として関わることができてうれしく思っています。

メッセージ
本学での学生生活の充実を願って

新入生のみなさんは、どのような大学生活を送りたいと思っていますか?読書に励むもよし、サークル活動(あるいは体育会の活動など)に励むもよし、あるいはアルバイトに励んで海外旅行に行くための資金を貯めるのもありうるでしょう。また、勉学とサークルやその他の活動との「両立」を目指すのも有意義でしょう。いずれにしても、漫然と(ぼーっと)何の目標もないまま大学生活を過ごすのはもったいないと思います。ぜひ、なんでもよいので目標をもって大学生活を過ごしてください。そうすれば、あなたが年をとったとき、きっと同志社での学生生活は充実していたと感じるようになると思います。もちろん、今は目標がわからないという新入生も多いと思いますが、同志社大学にはさまざまなリソース(たとえば、図書館や学生生活支援の充実)が豊富にあるので、活用して目標を見つけてください。

私は、多くの政策学部の学生と関わる立場ではありませんが、政策学部の教育によって得た知見を政策現場におけるフィールドワークなどの自発的調査活動によって発展させたい学生の支援に携わる立場です。その支援に携わるときには、あなたの目標の実現に向けて微力ながらお手伝いさせていただければと思います。