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教員紹介

教員紹介担当科目・演習紹介

伊藤 理史 助教

いとう たかし 伊藤 理史 助教

専門分野有権者側から政治を考える
研究室渓水館104号室



専門分野について

近年、地方自治でいわゆる「改革派知事・市長」が人気を集めたり、個別具体的な政策に対して直接民意を問う住民投票の実施例が増加していますが、なぜこのような事態が生じているのでしょうか。私は、大学院生時代に、地元大阪で橋下徹氏の人気と大阪都構想をめぐる住民投票へと至る流れを直接経験したことで、強い関心を持ち、研究テーマとして選択しました。地方自治は我々の日常生活と密接に関係していますから、とかく自身の印象論で語ったり、理解したつもりになりがちです。しかし私が複数回の量的社会調査を実施・分析して分かったことは、世の中の印象論で語られているほど単純な事態ではないということでした。例えば大阪都構想をめぐる住民投票についても、「豊かな有権者と貧しい有権者の対立」という単純な図式では説明できないことが分かってきました。ここから得られる教訓は、印象ではなく根拠(データ)で議論することが重要だということです。今後も研究を続け、大阪の地方自治・住民投票が生じた理由について、研究成果を広く社会還元していきたいと思います。

また最近では、研究テーマを大阪の地方自治・住民投票以外にも広げており、「なぜ生活保護受給者・制度に対する有権者のまなざしは厳しいのか」、「有権者の福祉や再分配に対する意識がどのように形成されているのか」、についても研究を開始しています。これらの研究テーマに共通しているのは、有権者側から政治を考えるということです。政治の行く末を決めるのは民意(世論)です。今後もこのような観点から有権者と政治の関係を考えていきたいと思います。

プロフィール

1985年大阪府生まれ。2005年に大阪大学人間科学部に入学しました。大阪大学人間科学部の4年間で、社会学や社会調査法・社会統計学を体系的に学び、データにもとづいて社会問題を議論する計量社会学の面白さに触れました。その後2009年には、計量社会学をより深く学びたいとの想いから、大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程へ、さらに2011年には博士後期課程へと進学しました。大学院の研究室は、主に格差・不平等と社会意識を研究テーマとする人が多く、指導教員や先輩・同期・後輩からたくさんの刺激を受けました。私自身は、身近な大阪の地方自治への社会的な関心の高まりを背景に、「どのような有権者が橋下徹氏や大阪都構想を支持しているのか?」を研究テーマとして選定し、以後政治社会学的な立場の研究を行っています。

2015年には大阪大学で博士(人間科学)の学位を取得したことによって、大阪大学大学院人間科学研究科の博士後期課程を修了しました。その後はまず、大阪大学大学院人間科学研究科の助教となりました。さらに2017年からは立命館大学衣笠総合研究機構の客員研究員へと移り、平行して関西学院大学、立命館大学、大阪経済大学などでの非常勤講師を経験、そして2018年4月より同志社大学政策学部に着任しました。つまり同志社大学では新入生のみなさんと同じく1年生です。ともに同志社大学生活を楽しみましょう。

メッセージ
同志社大学を活用しよう

みなさんには、同志社大学の学生であることを活用して、よく学びよく遊び、新しいことに積極的に挑戦して欲しいと思います。大学生活は高校生までとは異なり、授業選択や時間の使い方の自由度が高まります。自由度の高い大学生活の期間でしかできないことはたくさんあります。それゆえ同志社大学の4年間が実りあるものになるかそうでないかは、みなさん次第です。勉学やサークル活動に打ち込んで知識を吸収したり人間関係を豊かにすることもできますし、留学やインターンシップに行くのも良い経験になるでしょう。同志社大学にはそれらを実現するための機会・制度が整っています。是非とも有効活用してください。