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教員紹介

教員紹介担当科目・演習紹介

服部 篤子 教授

はっとり あつこ 服部 篤子 教授

専門分野社会起業家精神
研究室志高館259号室



専門分野について

2000年に発行された一冊の小冊子があります。People before structures「社会構造よりも人々を」と訳すでしょうか。コミュニティの再生に焦点をあてたもので、政策を考える場合に人々・市民がその中心にあることを重要視しています。そして、創造的な問題解決には民間営利企業の参加を促すこと、企業だけではなく、政府セクター、市民セクターが対等な関係で新しいネットワークを形成することなどをうたったものです。この新たな関係作りは容易ではなく、それぞれをつないでいく、つまり、新たな絆を創造していく人が必要となります。そこに社会起業家が台頭してきたのです。当時大変興味を持ちました。

社会起業家精神は、人や組織、地域において使われる用語ですが、市民のニーズと政策のギャップによって生じる問題や見過ごされてきた社会問題、長期にわたって解決をみない社会課題などに対して解決を目指します。もっとも、異なる考え方や概念が共存すること、新たなアイデアが認められるには時間を要することから、長期にわたって賛同者や顧客を増やしていく工夫が求められます。そういった「普及」には、制度と起業家精神の両輪が必要だと考えています。地道な活動を後押しする政策をつくっていく、そのための研究と実践への探求心はつきません。

プロフィール

奈良市出身。大阪大学大学院国際公共政策研究科の院生当時、阪神淡路大震災が発災。直後からの市民による復旧復興活動を間近にみてきました。このような市民の活動は非営利組織として、その後社会に広まっていきます。その市民の主体的な活動の重要性に感銘を受け、彼らの認知を高め参加者の裾野を広げるための研究プロジェクト、総合研究大学院大学スコーププロジェクトに参画して以来、本分野の実践と研究に取り組んできました。これまでNPO論、社会起業論を担当した大学は、10校以上。教師ならぬNPOの伝道師でしょうか。また、一般社団法人DSIA(持続可能なソーシャル・イノベーションの頭文字をとった名称)を設立して社会起業家と呼ばれる公共の目的をもった活動やビジネスを起こす人々を後押ししてきました。多くの多様な人々との出会いと学びと感動がありました。それが私にとっての知的な財産です。

筝曲・三絃師範・・・を授かったのは昭和の時代。今は、もっぱら音色を楽しんでいます。小学校で読み聞かせをするボランティア活動を続けています。最近は、もしかして学術書よりたくさん絵本を読んでいるかもしれません。

メッセージ
アクション

皆さん、大学生活での目標は何ですか?大学は学びを通じて何かを生み出すところです。知の創造のためには皆さんの自由な発想と行動力が必須だと思います。そのためには、仲間や先生をみつけてください。行動をすれば同じ思いの仲間に出会う可能性が高まるでしょう。

そして、大学は、高度で多様な専門性をもった人々が集う社会にとって稀有な場所だと思います。それでも、学内だけではなく、まずは、真の現場を見て聴いて感じて考える姿勢を貫いて欲しいと思います。何が発見できるのか、探究心をもってまずは始めてみましょう。最初の一歩は何ですか?