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教員紹介

教員紹介担当科目・演習紹介

原田 徹 助教

はらだ とおる 原田 徹 助教

専門分野EU/ヨーロッパの政治と公共政策
研究室志高館258号室



専門分野について

国際的な政治行政と政策過程の研究として、ヨーロッパ地域をEU統合との関わりにおいて研究しています。

EUという国家を超えた単位での動きやそれを通じて生み出される政策が、各EU加盟国の国内社会の中に暮らす普通の人々にどのように影響を及ぼしているのか、そうした普通の人々や彼・彼女らを代表する人々(各EU加盟国政府や政党も含めて)が、EUとの関係で、どのように有効に政治的意思を持ち、反映させることができているのか、それがEUの政治制度や政策展開として反映されているか、それに伴う影の部分はないだろうか、という問題関心を有しています。基本的にEU等の公式文書の一次資料を基に、条約や法そのものとそれができる過程としての政策形成過程を対象に観察し、そこにEU加盟国間での外交としての国際政治現象や、EUレベルの政治と国内政治とがインターロッキングしながら、EUレベルでの官僚や左右イデオロギーの異なる政党などのアクターが及ぼす影響などを調べています。

近年深めていこうとしている研究テーマは、『EU統合と福祉国家の変容』というものです。特にEUそのものの既存研究の多くは、わたしの見立てでは世界的に見ても、EU各加盟国の政権変動への配慮が不足してきたと思います。その一因は、特に冷戦後にはヨーロッパ各国の中道左右のイデオロギー差違が曖昧になったからでしょう。しかし、各国内での政権変動に伴う対EU政策はイデオロギーによる変化を感じさせます。さりとて、EU域内各国を比較すると、イギリス労働党(英国内では中道左派)がドイツのキリスト教民主社会同盟(独国内では中道右派)よりも経済的には右であるというように、イデオロギーの幅が各国ごとにずれているために、EUでの協議の場において必ずしも各国の中道左右政党が綺麗に一致しません。そこで各国中道左右政党とも国内でのイデオロギー差違に関わらず自国の福祉国家制度の相対的差違を基軸にした国益をEUで表出するとも考えられます。このメカニズムの解明をEU統合に伴って促進された福祉国家縮減の各ヨーロッパ諸国の政治を比較して明らかにしたいと思ってとりくんでいます。

プロフィール

1974年7月、滋賀県野洲市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、早稲田大学大学院政治学研究科に進学。2008年4月より駒沢女子大学、2010年4月より拓殖大学にて講師を務めた後、2016年4月に同志社大学政策学部に着任しました。今出川駅で降りて京都の高校に通っていたので、20数年ぶりに東京から戻り、嬉しく思います。

性格は温厚です。好きなものを羅列しますと、全国学校音楽コンクールという小中高の合唱を聴くこと、城・城下町めぐり、夏の甲子園準々決勝あたり、フィギュアスケートでのステップ・振付けや体の使い方の芸術性、鳥人間コンテストなどです。中・高の部活動では陸上短距離をやっていました。近頃はたまに筋トレする程度ですが、今でもスポーツマンシップは失っていないつもりです。

メッセージ
「愉快」の源を育もう!

大学生活では、主体性が問われます。素晴らしい仲間や先生たちとの出会いを大切にしながら、でも決してただただ消極的に受動的にまわりに流されることなく、自分で今後の自分の展望を切り拓いていく心性・思考・行動力、そして発信力を磨くステージとして、大学生活を実り多いものにしていってほしいと心から願っています。言ってみれば、自分で自分を育てる感覚というのでしょうか。それが大切だと思いますよ。そうして、みなさんそれぞれがじんわりと自分なりに育んでいくオリジナリティが、やがて、俗にいう「キャラ」というものよりも一段極上の個性を醸すことになります。ときには濃い個性の仲間と触れ合い、互いに刺激を受けたりするのは、こんなに愉快なことはないですし、人生をとっても豊かにしてくれます。わたしも自分の大学生活を振り返ってそう思いますもの。